歯周病対策に役立つ歯磨き粉の選び方と製品紹介
歯周病
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「歯ぐきが腫れている」
「朝起きたときに口の中がネバつく」
「歯磨きの時に血が出る」
このような症状に心当たりがある方は、歯周病の可能性があるかもしれません。
歯周病は、歯を支える歯ぐきや骨に炎症を引き起こす疾患で、進行すると歯の喪失につながることもあります。
日本では成人の多くが罹患しているといわれています。
日々のセルフケアによる予防が基本となりますが、その際に使用する歯磨き粉の成分にも着目することで、より適切なケアが期待できます。
今回は、歯周病予防に配慮された歯磨き粉の選び方と、当院で取り扱いのある製品や市販品についてご紹介します。
歯周病と歯磨き粉の関係とは?
歯周病は、歯と歯ぐきの境目(歯周ポケット)にたまった歯垢(プラーク)に潜む細菌が、歯ぐきに炎症を起こし、やがて歯を支える骨まで破壊していく病気です。
進行すると、歯ぐきが腫れる・出血する・口臭が強くなる・歯がぐらつくなどの症状が現れます。
日々の歯磨きによって汚れをしっかり取り除くことが重要ですが、歯磨き粉の中には殺菌成分や抗炎症成分が含まれている製品もあります。
これらを選ぶことで、セルフケアをより効果的に行うことができるとされています。
歯周病予防に配慮された成分
歯科専売品や市販の歯磨き粉に含まれる代表的な成分を以下にご紹介します。
・IPMP(イソプロピルメチルフェノール):プラーク内に浸透し、原因菌に作用します
・CPC(塩化セチルピリジニウム):口腔内の細菌の増殖を抑える働きがあります
・トラネキサム酸:歯ぐきの炎症や出血を抑える目的で使われる成分
・β-グリチルレチン酸:抗炎症作用があるとされる植物由来の成分
・フッ素:再石灰化を促し、むし歯予防に広く使用されています
これらの成分が配合された製品は、セルフケアをサポートする目的で活用されています。
歯科医院や市販で購入できる製品の一例
※以下は製品の特徴を記載したもので、特定の効果・効能を保証するものではありません。
① DENT.システマSP-Tジェル(ライオン歯科材)※歯科専売
出典:公式サイト
・歯ぐきの防御力を高める成分と、殺菌成分のダブル配合
・研磨剤・発泡剤無配合で、じっくり磨けるジェルタイプ
・高濃度フッ素1450ppm配合、歯周病予防をしながら虫歯予防も併せてできる
当院でもお取り扱いしております。ご希望の方はスタッフまでご相談ください。
② コンクール ジェルコートF(ウエルテック)※歯科専売
出典:公式サイト
・高濃度フッ素1450ppm+塩酸クロルヘキシジン(殺菌成分)配合
・発泡剤・研磨剤不使用のやさしい使い心地
・虫歯・歯周病・口臭のトリプルケアが可能
③ GUM(ガム)デンタルペースト(サンスター)
出典:公式サイト
・高濃度フッ素1450ppm+CPC配合
・市販で購入可能な製品で、歯肉炎や口臭予防に配慮した設計
④ シュミテクト 歯周病ケア(グラクソ・スミスクライン)
出典:公式サイト
・硝酸カリウム+フッ素+グリチルリチン酸を配合
・歯ぐきの健康維持に加え、知覚過敏にも対応
歯磨き粉だけに頼らず、定期的な歯科検診を
歯磨き粉を変えることでセルフケアの質を高めることは可能ですが、歯周病の進行状況を把握するには歯科医院での検査が不可欠です。
また、歯石の除去や深い歯周ポケットのケアなどは、歯科医院での専門的な処置が必要です。
当院では、定期的な歯周病検診やプロフェッショナルケアも行っております。
気になる症状がある方は、まずはお気軽にご相談ください。
まとめ
・歯周病は歯ぐきや骨に炎症を起こす疾患
・セルフケアの質を高めるには、成分に注目した歯磨き粉選びがポイント
・当院ではDENT.システマSP-Tジェルをお取り扱いしております
定期的な歯科検診と組み合わせることで、より適切な予防・管理が目指せます。
「最近歯ぐきが気になる」
「歯磨き粉を見直したい」
そういったお悩みがある方は、ぜひ当院にご相談ください。
皆様のご来院を、スタッフ一同心よりお待ち申し上げております。
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