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口内炎を放置することは危険!?

なぜ口内炎ができるのか?原因と対処法を徹底解説

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口内炎とは、口の中やその周辺の粘膜にできる炎症の総称で、痛みや不快感を伴う状態です。

誰もが一度は経験したことがある症状かもしれませんが、その原因や対処法を知らない方も多いのではないでしょうか。

ここでは、口内炎の原因や予防法、対処法をわかりやすくご紹介致します。

 

口内炎はどこにできやすい?

口内炎は唇の内側、舌、喉、歯ぐきなど、さまざまな場所に発生します。

歯ぐきにできるものは「歯肉炎」、舌にできるものは「舌炎」、唇の内側にできるものは「口唇炎」、口角にできるものは「口角炎」と、それぞれ名前があります。

患部は、粘膜がえぐれてできる潰瘍や水ぶくれの形で現れることが多いです。

(第一三共ヘルスケアより引用)

 

口内炎ができる原因

・ストレスや疲労

ストレスや睡眠不足が続くと、免疫力が低下し、口内炎ができやすくなります。

特に忙しいときや生活リズムが乱れがちな時期には、体のサインとして口内炎が現れることが多いです。

・栄養不足

ビタミンB群、ビタミンC、鉄分などの栄養素が不足すると、口内の粘膜が弱くなり、口内炎が発生しやすくなります。

特に、偏った食事や不規則な食生活が続くと、口内炎のリスクがある程度高まります。

・口の中の傷や刺激

食べ物や歯ブラシによる小さな傷が口内炎の原因になることがあります。

例えば、硬い食べ物や辛い料理が直接傷を刺激すると、そこから炎症が広がる場合があります。

・ホルモンバランスの変化

女性の場合、生理に伴うホルモンの変化によって口内炎ができやすくなることがあります。

これはホルモンバランスの変動により、口内の免疫機能が一時的に低下するためです。

 

口内炎の予防方法

・栄養バランスの良い食事

野菜や果物を多く取り入れ、ビタミンB群やビタミンC、鉄分を意識して摂取することで、口内の粘膜を健康に取り入れることができます。

また、食事に取り入れることが難しい場合は、サプリメントやドリンクなどで栄養を補うことも効果的です。

・ストレス管理

リラックスできる時間を設け、十分な睡眠をとるように心がけましょう。

ストレスの軽減は、口内炎の予防に大きな効果があります。

・口腔内のケア

歯磨きの際に力を入れすぎず、優しくブラッシングすることで粘膜への傷を防ぎます。

歯石や歯垢は細菌やウイルスの温床になり、これが原因で口内炎ができやすくなります。

基本的な習慣ですが、食事の後は丁寧な歯磨きとうがいを心がけましょう。

また、定期的に歯医者でクリーニングを受けるとより良いでしょう。

 

口内炎ができてしまった時の対処法

・市販薬の使用

薬局などで手に入る市販薬は、口内炎の痛み緩和したり、治癒を早めたりする効果が期待できます。

うがい薬や塗り薬、貼り薬、スプレー薬、内服薬など、様々な種類があるため、症状や使いやすさで選ぶと良いでしょう。

外用薬には抗炎症成分の「トラネキサム酸」や「グリチルレチン酸」、生薬成分の「紫根エキス」が含まれ、内服薬にはビタミン成分が配合されています。 

・歯磨き/うがいを心がける

口腔内のケアは、口内炎の予防に欠かせないものですが、できてしまった後も細菌の増殖を防いで悪化させないためや、治りを早めるために口腔内を清潔に保つことが大切です。

また、抗菌成分を含んでいるうがい薬で口をすすぐ事もおすすめです。

口腔内の雑菌を減らし、症状の不調を防ぐことができます。口腔内が清潔になることで、自然治癒力を高める効果も期待できます。

・歯医者での治療

痛みが強い場合や頻繁に口内炎ができる場合は、歯医者での診察をおすすめします。

歯医者では、口内炎の原因に応じた治療法を提案してもらうほか、必要に応じて抗炎症薬やビタミン剤の処方も受けられます。

また、レーザー治療を実施しているところもあります。

口内炎のレーザー治療は、炭酸ガスレーザーなどの熱エネルギーを患部に照射し、消毒・殺菌しながら痛みを和らげるという治療法です。

レーザー治療の特徴として、痛みが少なく治りが早いということが挙げられます。

副作用の心配もないことから小さな子どもや妊娠中の人も問題なく治療を受けることができます。

 

口内炎が長引いた場合の注意点

口内炎は、通常1週間程で自然に治ることが多いですが、治りが遅い、または頻繁に再発する場合は、他の疾患が関与している可能性も考えられます。

症状が2週間以上続く場合や痛みが強い場合は、医療機関での検査を受けることをお勧めします。

 

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著者 Writer

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東 冬一郎
役職:理事
診療日:月・火・水・木・土

【経歴】
神奈川歯科大学 歯学部 卒業

【資格】
歯科医師

【所属】
日本補綴歯科学会
日本歯周病学会
神奈川歯科大学 大学院 歯学研究科
デンタル歯科学会

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