歯茎から出血する原因
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今回は歯茎から出血する原因についてお話しいたします。
歯茎からの出血は、多くの人が経験することのある一般的な症状です。歯磨きやフロスを使ったときに出血を見つけると驚くかもしれませんが、これは必ずしも重大な健康問題を示しているわけではありません。しかし、頻繁に起こる場合は注意が必要です。
歯茎から出血する原因
歯茎からの出血にはいくつかの原因があり、最も一般的なものは以下の通りです。
歯肉炎:歯肉炎は、プラーク(歯垢)の取り残しによって引き起こされる歯茎の炎症の事です。 初期段階では軽度の出血や腫れを引き起こし、適切なケアをしないと重症化することがあります。
歯周病:歯肉炎が進行すると歯周病になります。これは歯を支える骨などの歯周組織が破壊される状態で、歯茎からの出血はその初期症状の一つです。
ブラッシングの方法:歯磨きの際に力を入れすぎると、歯茎を傷つけて出血を引き起こすことがあります。柔らかいブラシを使い、優しくブラッシングすることが大切です。
フロスや歯間ブラシの使用:フロスや歯間ブラシを使い慣れていない場合、歯茎を傷つけてしまうことがあります。正しい使い方を学ぶことで、出血を防ぐことができます。
予防と対策
当院衛生士によるTBI(歯磨き指導)の様子
歯茎からの出血を防ぐためには、以下のような対策が有効です
適切な歯磨き:柔らかいブラシを使用し、歯茎に優しくマッサージするようにブラッシングしましょう。薬用成分、IPMP(イソプロピルメチルフェノール)配合の歯磨き粉を使うとより効果的です。
定期的なフロス:毎日フロスを使用して、歯と歯の間のプラークを除去しましょう。 正しいフロスの使い方を習得することが大切です。
歯間ブラシの使用:歯間部にそっと挿入し前後左右に動かして歯間のプラークを除去しましょう。 歯間ブラシは、歯と歯の間のスペースに合ったサイズを選ぶことが重要です。スペースに対して小さすぎると効果が薄れ、 大きすぎると歯茎を傷つける可能性があります。最適なサイズを選びましょう。
定期的な歯科検診:少なくとも半年に一度は歯科医の検診を受け、歯や歯茎の状態をチェックしてもらいましょう。 早期発見と早期治療が重症化を防ぎます。
LION歯科・矯正歯科4F診療室
出血が続く場合の対処法
もし歯茎からの出血が続く場合、自己判断で放置せず、 専門医の診察を受けることが重要です。以下のような場合は特に注意が必要です。
出血が長期間続く:一時的な出血ではなく、数週間以上続く場合は歯周病の可能性があります。
腫れや痛みを伴う:歯茎の腫れや痛みがある場合は、炎症が進行している可能性があります。
口臭が気になる:出血とともに口臭がひどくなる場合は、歯周病の可能性があります。
歯茎からの出血は一般的な症状ですが、 その背後にはさまざまな原因が潜んでいます。
日常の口腔ケアを怠らず、適切なブラッシングやフロス、歯間ブラシを 使用する習慣を身につけることで多くの問題を予防できます。
もし出血が続く場合は早めに歯科医に相談し、適切な治療を受けることが重要です。
歯と歯茎の健康を保つことで、なんでも噛める健康を維持しましょう。
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