歯科治療の不安を軽減!静脈内鎮静法で怖くない治療へ
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「歯医者に行くのが怖い…。」
「治療中に緊張してしまう…。」
こんなお悩みはありませんか?
歯科治療に対する恐怖心が強い方や、嘔吐反射がある方におすすめなのが静脈内鎮静法です。
本記事では、静脈内鎮静法の仕組みやメリット、安全性について詳しく解説し、安心して歯科治療を受けられる方法をご紹介します。
静脈内鎮静法(Intravenous Sedation:IVS)とは?
静脈内鎮静法とは、点滴を用いて鎮静薬を投与し、リラックスした状態で歯科治療を受けることが出来る方法です。
全身麻酔とは異なり、ある程度の意識が残ります。
治療中は、麻酔科の専門医が全身状態を細かくモニタリングしながら、適切に鎮静をコントロールします。
そのため、不安や恐怖心が和らぎ、多くの方が「気づいたら治療が終わっていた」と感じるほど、安心した状態で処置を受けることができます。
この方法は主に以下のような治療で使用されます。
・インプラント手術
・基礎疾患をお持ちの方の治療
・嘔吐反射が強い方の治療
・歯科治療に恐怖がある方の治療
静脈内鎮静法の5つのメリット
①リラックスした状態で治療を受けられる
鎮静薬の効果により、不安や緊張が和らぎ、落ち着いて治療を受けることができます。
②痛みや不快感を軽減できる
局所麻酔と併用するため、痛みの感覚がほとんどなく、快適に治療が進められます。
③ 治療中の記憶がほとんど残らない
「治療の時間があっという間に感じた」とおっしゃる方が多く、歯科治療に対する恐怖心を和らげることができます。
④ 嘔吐反射が強い方にも適している
鎮静状態になることで、口腔内を触られた際の不快感が軽減され、スムーズに治療が受けられます。
⑤意識が完全に失われないためリスクが低い
全身麻酔とは異なり、意識が完全に消失することはなく、呼吸も自発的に行えるため、より安全に受けられます。
静脈内鎮静法の流れ
① 事前診察とカウンセリング
患者さまの健康状態や既往歴を詳しく確認し、静脈内鎮静法が適応可能かを判断します。
② 点滴の準備と鎮静薬の投与
腕の静脈から鎮静薬を投与し、徐々にリラックスした状態へと導きます。大体1〜3分ほどで意識がぼんやりし始めます。
③ 治療の実施
患者さまが安心できる状態で、治療を進めます。治療中の不快感が軽減され、ほとんどの場合、眠っているような感覚になります。
④ 覚醒と経過観察
治療が終了した後は、鎮静薬の作用が薄れるまで休憩し、意識がしっかり戻ったことを確認してからご帰宅いただきます。
安心して静脈内鎮静法を受けるために注意してほしいこと
・当日は車の運転をお控えください。(鎮静薬の影響が残る可能性があるため)
・事前に飲食の制限が必要です。
・高血圧や糖尿病などの持病がある方は、事前に医師へご相談ください。
・治療後はご家族や付き添いの方と一緒にご帰宅いただくことを推奨します。
まとめ
静脈内鎮静法は、歯科治療に不安を感じる方にとって安全で快適な治療方法です。
当院では、経験豊富な歯科医師と麻酔専門医が、安全に配慮しながら施術を行っております。
「歯医者が怖い」「痛みが不安」とお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。
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