ホワイトスポット・ホワイトニングどちらの治療を先にすべき?
「ホワイトスポットも気になるし、ホワイトニングもしたい…。」
「ホワイトスポットを改善して、さらに歯を綺麗にする治療法はないかな…。」
そんなお悩みを抱えている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ホワイトスポットの改善方法として「Icon(アイコン)治療」と「ホワイトニング」がありますが、どちらを先に行うべきか迷う方も少なくありません。
今回は、それぞれの治療の特徴を解説し、最適な治療の順番について詳しく説明します。
ホワイトスポットの原因とは?
ホワイトスポットは、主に以下のような原因で発生します。
初期虫歯(脱灰)歯の表面のミネラルが失われ、白く濁って見える状態
エナメル質形成不全:エナメル質の発育異常によるもの
矯正治療後のホワイトスポット:矯正装置の影響で特定の部分に脱灰が起こることがある
フッ素症(斑状歯):幼少期に過剰なフッ素を摂取した影響でできる白い斑点
ホワイトスポットが白く見える理由
ホワイトスポットが白く見える理由は、飲み物に入れる「氷」と似ています。
🔹 透明な氷と白い氷の違い
・市販の透明な氷 → 不純物や気泡が少なく、光がスムーズに通る
・家庭用の白く濁った氷 → 内部に気泡があり、光が乱反射する
ホワイトスポットもこれと同じ現象が起きています。
健全なエナメル質は透明度が高いですが、ホワイトスポットの部分ではむし歯やエナメル質形成不全によって内部構造が乱れ、小さな空隙(気泡)ができるため、光が屈折して白く見えるのです。
Icon治療とは?
Icon治療は、ドイツのDMG社が開発した技術で、Icon治療は、ホワイトスポットに、低粘性レジン(TEGDMA)を浸透させて補強することで、光の屈折を改善し、ホワイトスポットを目立たなくする治療法です。
Icon治療の特徴
・歯を削らないため、痛みがない
・治療後の仕上がりが自然
・1回の治療で効果を実感しやすい
当院のホワイトスポット治療についてより詳しくはこちら!
ホワイトニングとは?
ホワイトニングとは、歯磨きやクリーニングでは落ちにくい着色汚れや黄ばみを、専用の薬剤を使い、歯を削ることなく改善する治療法です。
本来の歯の白さを取り戻したり、さらに白くすることができます。
ホワイトニングの特徴
・歯全体のトーンを明るくできる
・自宅で行うホームホワイトニングと、歯科医院で受けるオフィスホワイトニングがある
・後戻りする可能性があるため、定期的なメンテナンスが必要
当院のホワイトニング治療についてより詳しくはこちら!
『Icon治療』と『ホワイトニング治療』どちらを先に行うべき?
結論として、先にホワイトニングを行い、その後にIcon治療を受けるのが理想的です。
その理由を二つ、詳しく説明致します。
①ホワイトニング後に隠れていたホワイトスポットが目立つことがある
ホワイトニングの後には歯の構造の違いによるホワイトニング剤の浸透の差や、歯の脱水、乾燥によりホワイトスポットが目立つことがあります。
そのため、ホワイトニング後の色の変化を確認した上で、Icon治療を行う方が仕上がりが自然になります。
②Icon治療後のホワイトニングは効果が減少する可能性がある
Icon治療ではホワイトスポット部分にレジン(TEGDMA)を浸透させるため、ホワイトニングの薬剤がその部分に届きにくくなり、ホワイトニングの効果が不均一になる可能性があります。
そのため、ホワイトニングを先に行い、その後にIcon治療をする方が、美しい仕上がりになります。
ホワイトニングとIcon治療の併用が推奨されるケース
ブラウンスポット(茶色の斑点)やイエロースポット(黄色い斑点)がある場合
ホワイトスポットだけでなく、着色を伴う斑点がある場合は、ホワイトニングとIcon治療を組み合わせることで、より均一な仕上がりが期待できます。
当院の治療症例
症例① Icon治療を行い、ホワイトスポットを改善したケース
症例② Icon治療とホームホワイトニングを併用し、審美改善したケース
症例③ Icon治療を行い、ブラウンスポットを改善したケース
まとめ
ホワイトスポットが気になる方は、まずホワイトニングを行ってから、Icon治療を受けるのがベストです。
より自然な仕上がりになり、ホワイトスポットが目立たなくなります。
Icon治療によるホワイトスポット治療は日本では比較的新しい治療法のため行なっている歯科医院は多くありません。
そのため横浜からだけではなく藤沢、横須賀、川崎、東京など遠方からも相談、治療にくる患者様もいらっしゃいます。
ホワイトスポット治療について気になることやお悩みがございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。
当院のInstagramはこちらから!
歯科に関する様々な情報を発信しています🔍