「歯がグラグラ…それ、放置すると抜けるかも?」原因と対策を解説
歯周病
「最近、歯がなんとなく揺れてる気がする」
そんな違和感を覚えたことはありませんか?
歯のぐらつきは、年齢に関係なく起こることがあります。
軽く見られがちですが、実はその背後に歯を失うリスクのある病気が隠れていることも。
今回は、歯がグラグラする原因と対策についてお話しします。
歯がグラつく主な原因
歯は、本来しっかりと骨に支えられているものです。
もし揺れを感じたら、何かしらのトラブルが起きている可能性があります。
■ 歯周病
歯周病は、歯を支える骨や歯茎が炎症を起こし、だんだんと支えを失ってしまう病気です。
初期のうちは、歯茎の腫れや出血程度ですが、進行すると歯がグラグラしてきたり、膿が出たりすることもあります。
■ 歯ぎしり・食いしばり
寝ている間などに無意識で行ってしまう歯ぎしりや食いしばりは、歯や周囲の組織に強い力がかかり、ダメージを受けます。
この力が積み重なると、歯が動揺してしまうことがあります。
■ 噛み合わせの不調
噛み合わせがずれていると、一部の歯に過剰な力がかかりやすくなります。
その結果、歯茎や骨に負担がかかり、揺れが出てくることがあります。
■ 感染や根の病気
むし歯が進行して根の先まで炎症が広がったり、歯の根の周囲で膿がたまっている場合も、歯が揺れる原因になります。
この場合は、根の治療(根管治療)が必要になります。
歯のグラつきを防ぐためにできること
日頃からできるケアや、医院での対応をご紹介します。
1. 定期的な検診とクリーニング
毎日の歯磨きに加えて、歯科医院でのクリーニングを定期的に受けることが、歯周病の予防につながります。
当院では歯科衛生士によるTBI(歯磨き指導)も行っており、患者さまそれぞれに合ったケア方法をお伝えしています。
当院衛生士によるクリーニングの様子 LION歯科・矯正歯科3階診療室
当院衛生士によるTBI(歯磨き指導)の様子. LION歯科・矯正歯科4階診療室
2. 早めの受診
「ちょっと揺れるかも…?」と感じたときが受診のタイミングです。
初期の段階で原因が分かれば、最小限の治療で済むことがほとんどです。
3. 精密な検査と治療
当院では、必要に応じてCT撮影やマイクロスコープを使った診査を行い、目に見えない原因もしっかり確認します。
患者さまに納得いただけるよう、わかりやすくご説明します。
マイクロスコープを使用した治療の様子 LION歯科・矯正歯科3階診療室
4. 生活習慣の見直し
歯や歯茎の健康は、日々の習慣にも大きく影響されます。
栄養バランスのとれた食事、禁煙、ストレスの軽減、正しい歯磨きなど、小さな積み重ねが大切です。
違和感を感じたら、早めのご相談を
歯がグラグラする原因はひとつではなく、複数の要因が重なっていることもあります。
どの原因であっても、早めの対応が鍵です。
「まだ大丈夫」と思わずに、少しでも気になることがあればお気軽にご相談ください。
お口の中の健康を保つことは、全身の健康にもつながります。
LION歯科・矯正歯科では、患者さま一人ひとりのお悩みに丁寧に対応いたします。
ご来院を心よりお待ちしております。
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