電話マーク

お電話

メニュー

歯石の正体と健康への影響を知ろう イメージ

歯石の正体と健康への影響を知ろう

歯石とは?|歯石ができる原因やリスクについても解説!

/

歯周病

症状から記事を探す

 

歯石は痛みを感じることが少ないため、「痛みが出てから歯科医院へ行こう」と考える方も多いかもしれません。

しかし、歯石を放置すると、歯周病の進行や口臭の原因となる可能性があります。

歯石は、一度歯に付着すると、自分で完全に取り除くことはできず、歯科医院での専門的なケアが必要です。

今回は、歯石を放置するとどのような影響があるのか、また歯石取りの重要性について解説致します。

 

歯石とは?

歯石とは、歯に付着する歯垢が2〜3日かけて、唾液に含まれるカルシウムやリン酸と結びついて石灰化し、硬くなったものです。

歯石には、歯肉縁上歯石と歯肉縁下歯石の2種類があります。

歯石は特に歯と歯茎の境目や歯の裏側など、ブラッシングで届きにくい場所に付きやすく、一度付着すると自然に取れることはありません。

歯石の表面はザラザラしているので汚れが付着しやすく、細菌が繁殖しやすい環境を作り出します。

このため、歯石は歯周病や口臭、虫歯の原因となるのです。

 

歯石の種類

歯肉縁上歯石

 

歯肉縁上歯石は、歯肉の上部、つまり歯茎よりも上の部分に形成される乳白色または黄色味を帯びた硬い物質です。

この歯石は、特に唾液腺の開口部に近い部分(下顎前歯の裏側や上顎大臼歯の外側)でよく見られます。

特徴

 

・見た目に気づきやすい。

・初期段階では柔らかいですが、時間が経つと硬くなります。

・主に唾液中のミネラルが原因で形成されます。

影響

・見た目の問題や口臭の原因となる。

・放置すると歯周病のリスクが高まる。

 

歯肉縁下歯石

歯肉縁下歯石は、歯茎の下部に形成される黒色または暗褐色の硬い物質です。

この歯石は歯周ポケット内に隠れており、肉眼では確認しづらいですが、歯科医師や歯科衛生士による検査で発見されます。

 

特徴

・歯茎の奥深くに付着している。

・主に歯周ポケット内の炎症や出血からの鉄分と細菌が原因で形成される。

・非常に硬く、取り除くのが困難です。

影響

・歯周病を進行させ、歯槽骨の吸収を引き起こす。

・歯のぐらつきや最悪の場合、歯の喪失につながる。

・慢性的な炎症や痛みを伴うことがある。

歯石を放置するとどうなるのか?

✔️歯周病の進行

歯石は歯周病の大きな原因となります。歯石に付着した細菌が歯茎を刺激し、炎症を引き起こします。

炎症が進むと歯周ポケットが深くなり、歯周病が悪化します。

歯周病が進行すると、最終的には歯が抜け落ちるリスクも高まります。

✔️口臭の原因

歯石が蓄積すると、細菌の繁殖が進み、口臭の原因となります。

これは、歯垢や歯石の中で細菌が有害な物質を作り出すためです。

また、口臭は他人に不快感を与えるだけでなく、自分自身の生活の質にも影響を与えます。

✔️虫歯のリスク増加

歯石が溜まることで、歯垢が取りにくくなり、虫歯のリスクが高まります。

また、歯石の下に隠れた部分は虫歯が進行していても気づきにくくなります。

✔️健康全般への影響

最近の研究では、歯周病が糖尿病や心疾患、さらにはアルツハイマー病など全身の健康に影響を与えることが分かっています。

歯石を放置することで歯周病が進行し、これらの疾患のリスクを高める可能性があります。

 

自分で歯石を取るのは危険?

 

「自分で歯石を取る方法」を試みる方もいますが、歯石を自分で取り除くことは、以下の理由からおすすめできません。

✔️歯や歯茎を傷つけるリスク

専用の器具を使用しても、適切な技術や知識がなければ、歯のエナメル質や歯茎を傷つけてしまう可能性があります。

これにより、知覚過敏や感染症のリスクが高まります。

✔️不完全な除去

自己処置では、歯石を完全に取り除くことが難しく、特に歯茎の下に潜む歯石(歯肉縁下歯石)は見えにくく、除去が困難です。

残った歯石は細菌の温床となり、歯周病の進行を招く恐れがあります。

✔️再付着の促進

不適切な方法で歯石を削ろうとすると、歯の表面が粗くなり、かえって新たな歯石が付きやすくなることがあります。

これらのリスクを避けるため、歯石の除去は専門的な知識と技術を持つ歯科医師や歯科衛生士に任せることが重要です。

 

歯石取りは痛い?

歯石取り(スケーリング)は、通常、痛みを伴わない処置とされています。

しかし、個々の口腔内の状態や健康状態によって、痛みの感じ方には差が生じることがあります。

歯石取り後に一時的な痛みやしみる感覚を感じることがありますが、通常は2〜3日程度で治まります。

もし痛みが長引く場合や強い痛みが続く場合は、再度歯科医院を受診し、適切な対応を受けることをおすすめします。

 

歯石を予防するために重要な4つのポイント

①毎日の正しいブラッシングを心がけましょう。

②フロスや歯間ブラシを使用して歯と歯の間を清潔に保ちましょう。

③糖分の摂取を控え、バランスの良い食生活を心がけましょう。

④定期的に歯科医院で検診とクリーニングを受けましょう。

歯石の除去は、基本的に3〜6ヶ月ごとに行うことが理想的です。

定期的な歯科検診を受けることで、歯石の蓄積を防ぎ、歯周病や虫歯の予防にもつながります。

 

正しいブラッシング方法についてより詳しく知りたい方はこちら!

まとめ

歯石を放置すると、歯周病や口臭、虫歯といった様々な問題の原因となります。

歯石を除去することは、健康的な口腔内を維持するために非常に重要な処置です。

歯石を予防するために、セルフケアの徹底や、歯科医院での専門的なケアを受けることが重要です。

痛みが心配な方も、歯科医師と相談することで快適に処置を受けられる場合があります。

定期的な歯科検診を受けて、健康な歯と歯茎を保ちましょう。

 

当院のInstagramはこちらから📸

 

著者 Writer

著者画像
平井 佑弥
役職:理事
診療日:月・火・木・金・土

【経歴】
長崎大学 歯学部 卒業
神奈川歯科大学附属横浜クリニック成人歯科歯内療法部門入局
横浜市、藤沢市の歯科医院にて根管治療専門で非常勤勤務

【資格】
歯科医師

【所属】
日本顕微鏡歯科学会
日本歯内療法学会
日本歯周病学会

診療案内

イメージ

一般歯科

イメージ

歯周病治療

イメージ

審美歯科

イメージ

インプラント治療

イメージ

マイクロスコープ

イメージ

矯正・インビザライン

イメージ

親知らずの抜歯

イメージ

ホワイトニング

イメージ

検診・クリーニング

イメージ

小児歯科

イメージ

入れ歯

イメージ

親知らずの移植

LION歯科・矯正歯科

住所

232-0016
神奈川県横浜市南区宮元町2-26-3

最寄駅

横浜市営地下鉄ブルーライン「蒔田駅」徒歩4分
横浜市営地下鉄ブルーライン「吉野町駅」徒歩12分
京浜急行「南太田駅」徒歩13分
京浜急行「井土ヶ谷駅」徒歩17分

駐車場

なし

9:00〜13:00 -
14:30〜18:30 -
お電話でのお問い合わせ

045-315-5859

 
24時間受付

BACK TO TOP

アクセスアイコン

アクセス

Instagramアイコン

Instagram

お電話アイコン

お電話

WEB予約アイコン

WEB予約

メニュー